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知っている英単語から語彙力を増強させるには?
たとえばsunという英単語は誰でも知っているが、その形容詞は何かと問われるとそんなの知らないとなり、sunnyだと言えば、なんだそれなら知ってるよ、となることが頻繁にある。
記憶のメカニズムは複雑だが、なにもsunとsunnyを別々に頭の中に保存しておく必要はない。
cloudとcloudyやrainとrainyなら、その形態から名詞の語尾に-yを付けると形容詞ができそうなことが想像できる。ところが、sunとsunnyでは、nが連続しているためこれに気付けない人が多い。名詞の語尾に-yを付加すると形容詞ができるかもと覚えておこう。
famousは、誰でも知っているがfameは知らない人が多い。dangerous なら知っているがdangerは分かりませんと言っているのに等しい。
名詞の語尾に-ousを付けると形容詞ができるかもしれないと記憶しておこう。さらにfame(名声)からdefamation(名誉毀損)も覚えることができる(最終項目参照)。
serveとservantの関係がstudyとstudentの関係に似ていることは気付いているだろうか?別々に記憶してはいないだろうか?
-antと-entの語尾は、ラテン語の現在分詞を起源にしており、現在分詞は形容詞であり、形容詞は名詞になる場合がある、という一連の文法規則を導くことができる。studentの根本的な意味は「熱心に努力する者」である。
推理力?
次の英単語の中には、簡単な英単語が潜んでいる。それを探してみよう。
1 deforestation
2 deodorant
3 defamation
4 decaffeinated
5 depersonalize
それぞれ、forest(森林)、odor(臭い)、fame(名声)、caffein(カフェイン)、person(人)という単語が入っている。問題の英単語の意味は、それぞれ「森林伐採」、「消臭」、「名誉棄損」、「カフェイン抜きの」、「個性を奪い去る」。
deforestation(森林伐採)という単語が難しいと思っている人が多い。この長い単語の中にforestが入っていることを認識できれば、記憶につながる。
deforestation、deodorant、defamation、
decaffeinated、depersonalizeこれらすべてに共通している語頭のde-は、「除去」の意味を担っていることが、それぞれの単語の「意味」から推測できる。それが理解できれば、さらにdefrost(解凍する)やdecontamination(除染)なども、すんなり記憶できる。
英単語は、我武者らに覚えるのではなく、ゆっくりしっかり記憶した方が確実に定着する。
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