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<英単語の作り方>17(接頭辞入門:数字)
2014.08.07
接頭辞入門(その10)
数字の4から6までの接頭辞を記憶する手がかりとして、音楽の奏者の数に注目してみよう。
1 performer : a solo
2 performers : a duet
3 perfomers : a trio
4 performers : a quartet
5 performers : a quintet
6 performers : a sextet
「4」は、ラテン語系では quadr-であり、ギリシャ語系では tetra-となる。
「四角形」はquadrangle、「四年ごとの」はquadrennial、「四足獣」はquadruped、「四つ子」はquadrupletsである。「テトラポッド」はtetrapod [tetra + pod(足)]、「四面体」はtetrahedronである。
「5」は、ラテン語系では quint-、ギリシャ語系ではpenta-となる。
古代・中世の哲学において宇宙を構成する四元素(気、火、地、水)に、第五番目の元素を仮定して「エーテル」とした。「五番目の元素」なので、これは
quintessence(quint + essence )と名付けられた。今では「真髄;本質」の意味で用いることが多い。
アメリカの国防総省はその形(五角形)ゆえにpentagon(五角形)と呼ばれている。星形の五角形は、pentagramという。また、音楽では五音で構成されている音階をpentatonicという。
「6」は、ラテン語系ではsex-、ギリシャ語系ではhexa-となる。
「60歳台の人」のことをsexagenarianという。「六角形」はhexagonである。
接頭辞入門(その11)に続く
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