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< 英単語の作り方 >11(接頭辞入門:共通項)
2014.02.25
接頭辞入門(その4)
グループB:sympathy、antipathy、apathy
それぞれの単語に共通なのは-pathyの部分。この語根は「感;情;気」などの心に関する意味を担っている。接頭辞syn-、anti-、a-との組み合わせによる意味の変化を観察してみよう。
接頭辞syn-は、「共に」を表す。b、p、mの前でsym-に変化する。sympathyは、[sym(共に)+-pathy(感じる)]で、「共感;同情」の意味になる。このsyn-を理解するためには、synchronized swimming(シンクロナイズトスイミング)の動きの同時性を思い出せばよい。
-chron-の部分は「時」を意味する。また、synonymは、「同義語」であり、以下の接頭辞anti-のグループのantonym(反意語)と対をなす。
接頭辞anti-は、「反;非;対;不」を意味する。antipathyは、[anti-(反)+-pathy(感)]で、「反感;嫌悪」の意味になる。antonymは、「反意語」であり、synonym(同意語)とペアで記憶すると良い。「北極の」はArcticであり、その対極はAntarctic(南極の)となる。ant-は、anti-の異形。
接頭辞a-は、「無い」を意味する。apathyは、[a-(無い)+-pathy(感情)]で、「無感動」の意味となる。この接頭辞a-を理解するためには、atom(原子)という単語の構成の分析が有益である。atom=[a-(無い)+-tom(切る)]で、「もうこれ以上切っても切れない最少単位」となる。語根-tom(切る)は、anatomy(解剖)と関連させると覚えられる。
接頭辞入門(その5へ)続く
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