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私たちはstudentになれるだろうか?
私たちはstudentになれるだろうか?
4月には、studentがたくさん生まれる。少しこの言葉について考察してみよう。
英語を学習し始め、しばらくするとteachとteacherの関係性をplayとplayerなどの関係性から類推できるようになり、派生語の概念が知的に成熟する前に親戚的な感じとして捉えることができるようになる人がいる。
しかしながら、英語がかなりできる人でもwiseとwisdomやstudyとstudentの関係性に気付けない人が多い。それは派生語が作られる過程で生じるスペルの変化(見た目の印象)と音の変化(別の音)に起因する。
英語を少し学習した後で、天気の話をしていて、「曇りは英語で、なんと言うでしょうか?」と尋ねると「cloudyです。」となり、次に「では、空に浮かんでいる「雲」は英語で何というでしょうか?」という質問をすると「それはまだ習っていません。」となることが多い。
学習初期では造語システムのデータ不足でこれは当たり前のことである。
rain → rainy
snow → snowy
wind → windy
storm → stormy
fog → foggy
(
x ) → cloudy
上記のように並べて、それでも( x )を類推することができなかったら少し問題ではあるが、大抵は語形成の法則性に気付ける。
ところが、現実的な問題として大学を卒業した人でもsunとsunnyを関係のない別単語だと思っている人も少なくない。これは、発音とスペルの都合上「n 」が挿入されているからで、見た目の印象が異なるからである。
同様にwiseとwisdomを別物と思っている人も多い。
free → freedom [ free +
dom]
wise → wisdom [ wise + dom
]
wise / wisdom問題は、スペルも発音も異なるので、説明されなければ気付けないかもしれない。
同様に、studyとstudentの関係性に気付かないというケースも多発する。
study / studentは、由緒正しくラテン語のstudeo「専念する;熱心に求める」に語源がある。
study : stud-が語幹であり、この語幹に接尾辞「-y」を付けてstudyが形成されている。
student : ラテン語の動詞であるstudeoを現在分詞にすると、studens, studentis となる。現在分詞というものは形容詞であり、形容詞は名詞としても扱えるので、studentは英語でもそのまま名詞になっている。
したがって、studentとは「熱心に何かを求めて自分磨きをしている人」という意味である。
イタリア語経由にはなるけれどstudio「画家などの工房、音楽家などの仕事場」も同じ語源であることは感じ取れるであろう。
そういうわけで、私たちは一生student でなければならないということになる。ちょっと知ってるだけで威張り腐ったり傲慢になったり上から目線になったりしないようにするために。
私たちの知識などは所詮どんぐりの背比べだ。人はどんなきっかけからでも学べばそれでよい。
So keep on playing those mind games
together .
Faith in the future, outta the now.
Yes is the answer, and you know that for
sure.
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