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    オミクロン株それともオロナミン株?

    2021.12.10

    オミクロン株それともオロナミン株?

     

     

    2021年12月時点でのパンデミックの主役は「オミクロン株」になった。この名称が覚えにくいという人が多い。

     

     

    「あの新しい変異種なんて名前?」

    「あれ、なんだっけ?オロナミン株?」

    「いやいや、オロナイン株だろ!」

     

     

    コロナの変異種は、全てギリシャ語アルファベットが採用されているので、これを知っている人は間違えないかもしれないけど、一般にはギリシャ語アルファベットは普及していない。

     

     

    今回は「オミクロン」とは何かを考察してみよう。

     

     

    「オミクロン」がどういう意味であるかを知っている人はほとんど皆無であろう。

     

     

    ギリシャ語アルファベットで、「オミクロン」は15番目の文字。

     

     

    「オミクロン」という語は、「オメガ」に対立する言葉である。「オメガ」はギリシャ語アルファベットで最後の24番目の文字。

     

     

    「オミクロン」と「オメガ」の分析に移ろう。言葉の分析の基本は「共通項とそれ以外」に分けることから始まる。

     

     

    「オ・ミクロン」

    「オ・メガ」

     

     

    「オ」は、ラテン語アルファベット(ローマ字)でもおなじみの”o”である。

     

     

    「ミクロン」は、日本語でも「ミクロ」という聞き覚えのある言葉がある。もちろん意味は「小さい」である。

    「o micron 」=「小さいo(オー)」

     

     

    「メガ」も日本語でしばしば耳にする。食事関係で大盛りを意味する時に「メガ盛り」「メガマック」などのように。「大きい」の意味。

     

     

    「o mega 」=「大きいo」

     

     

    というわけで、語の形成さえ理解できれば、「オミクロン」と「オロナミン」を間違えることはなくなるであろう。