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< 英単語の作り方 >4(英単語形成のプロセス)
[接頭辞+基本語+接尾辞]
ここでは基本的な英単語の作り方のプロセスをながめていこう。英単語の形成では、その過程が鍵となるので順序に焦点をしぼろう。
A) unbelievableの作り方
1) believe 基本語
2) believe+able 基本語+接尾辞
動詞に-ableという接尾辞を付加することで、「~できる」の意味の形容詞が作られる。この段階でbelievable(信じられる)が基本語となる。
3) un+believable 接頭辞+基本語
kind(親切な)/unkind(不親切な)のように、接頭辞un-は形容詞に取り付け、元の語の品詞を変えず、否定の意味にする働きがある。
un+形容詞で、unbelievable(信じられない)という英単語ができあがる。
注意) 接頭辞un-を動詞に取り付けると、別の機能を発揮する。たとえばtie(結ぶ)/untie(ほどく)のように、この場合のunは、元になる動詞の基本動作の逆の動作を表す働きがある。
B) unknownの作り方
1) know 基本語
2) known 基本語を過去分詞に
knowを過去分詞にする。過去分詞は形容詞であるという認識が必要。この段階で、known(知られている)が基本語になる。
3) un+known 接頭辞+基本語
un+形容詞で、unknown(知られていない)という英単語が形成される。
次の2つの英単語を比較してみよう。
C) unavoidableの作り方
1) avoid 避ける
2) avoidable 避けられる
3) unavoidable 不可避の
D) inevitableの作り方
1) *evit 避ける
2) evitable 避けられる
3) inevitable 不可避の(inも否定を表す接頭辞)
unavoidableとinevitableの語形成の過程は同じであるが、素材が異なっている。
まずevitは英単語としては存在しない。フランス語ではeviter(避ける)、ラテン語ではevito(避ける)という単語がそれぞれ存在する。英単語形成において、このevitのような単語要素は語根と呼ばれている。このような語根は、主にラテン語やギリシャ語が多く、英語やフランス語の学習において、この2つの古典語の知識が有益となる理由の一部がここにある。
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