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お知らせ(ラテン語・古典ギリシャ語)

2020.05.22

お知らせ(ラテン語・古典ギリシャ語)

 

 

今まで「ラテン語・古典ギリシャ語単語の作り方」として配信させていただいておりましたが、次回から両言語を分けての配信となります。

 

 

「ラテン語の語形成」

 

 

「古典ギリシャ語の語形成」

 

 

ラテン語と古典ギリシャ語の両言語をそれぞれの枠組みに分離して考察していく予定です。

 

 

テーマは、そのまま継続的に「語形成」についてです。

 

 

 

 

語形から品詞をひと目で見極める方法(接尾辞を意識すること)や記憶を確かなものにして語彙力を身につけることを狙いとします。

 

 

メール配信の性質上、両言語の内容とも配信されます。

必要のない方の言語は、適当に処分でお願いいたします。

 

 

単語だけについての考察ですので、ターゲット言語が未学習の人も読めると思います。

 

 

ギリシャ文字も以外に簡単に覚えられます(3日間のしんぼうです)ので、こういった機会に読めるようにしてしまうのも一つの方法です。

 

 

参考までに、ラテン語と古典ギリシャ語の文法書を、それぞれ1冊ずつご紹介いたしました。

 

 

◯ラテン語『初級ラテン語入門』

有田潤(白水社)

全体にシンプル。

練習問題の解答も付いている。

但し、これ一冊で文法が全て網羅されているわけではない。

 

 

◯『ギリシア語四週間』古川晴風(大学書林)

練習問題の解答が付いている。

文法は、ほぼ全て網羅されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、ことわざ/名言編は別の機会に譲りたいと思います。

 

 

※ギリシャ語はギリシャ文字で表記します。

 

 

授業の9月再開までの期間に、私たちの語彙力を少し強化したいと思います。ノートに移したり、ただ眺めたり、それぞれ最適な方法で良いかと思います。

 

 

日本語を見て、すぐにターゲット単語を思い出す練習用に小さなブロックに整理して小テストができるようになっています。

 

 

語形成についての分かりやすくまとまった本は、いくら探しても見つからないので、今回の配信が少しでもご参考になればと思います。

 

 

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以下、「ギリシャ語の語形成」の一部サンプルです。

 

 

 

 

◯形容詞の男性・複数・属格の-νを-ςに取り替えて作るシステム

 

 

※高津春繁によると、

この-ωνの副詞形成のシステムは「本来ablativeの語尾-ωに、副詞の語形を拡大するに用いられる-ςがついた形であろう。」ということです。

 

 

例)

δικαίως < δικαίων < δίκαιος

   副詞    < 
複数属格 
< 形容詞

  正しく       正しい

 

 

 

 

以下は、複数属格を省略します。

 

 

              副詞  <  形容詞

 

 

1 σοφώς        <  
σοφός

2 καλώς        <  
καλός

3 κακώς        <  
κακός

4 ισχυρώς   
<   ισχυρός

 

 

日本語は、形容詞の訳語のみ記してあります。

 

 

1 賢い

2 美しい

3 悪い

4 強い

 

 

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よろしくお願いします。

 

 

 

 

Stay home, and stay cool.

        竜崎克巳