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英文法の使い方 No.2
英文法の使い方 No.2
今回は、S V O について眺めてみましょう。
S = subject 主語(〜は)
V = verb 動詞(〜する)
O = object 目的語(〜を)
先ずは基本をチェックです。
I like cats.
(私は猫が好きです。)
I like dogs.
(私は犬が好きです。)
ここで大切なのは like の後には、複数形の名詞が来るということです。
英作文などで以外に、
*I like a dog.
としてしまう人が多いです。
この文は文脈によっては使わないわけではないですが、基本的に不自然ですので、やめておきましょう。
もちろん、数えられない名詞(不可算名詞 uncountable)の場合には、複数を表す-sは付けません。
可算名詞はcountableと言います。
辞書で名詞を調べる場合には、
C = countable 可算名詞
U = uncountable不可算名詞
をチェックしましょう。
I like coffee.
(私はコーヒーが好きです。)
I like red wine.
(私は赤ワインが好きです。)
動詞をwant(〜を欲する)にしてみましょう。
I want a bag.
(私はバッグが欲しい。)
a bagのように名詞bagに、冠詞aをつけます。これを付加することで「1つ」であることを示すと同時に、名詞に立体的な感じを与えます。
もちろん「バッグが2つ」欲しければ、名詞を複数形にします。
I want two bags.
▽レベルアップ
次に目的語を準動詞(不定詞と動名詞)にしてみましょう。
「私は泳ぐのが好きです。」と言いたい場合には、次の2つの表現があります。
I like to swim. (不定詞)
I like swimming. (動名詞)
上記の英語の意味の違いは、特になく、同じと考えましょう。
「私は泳ぎたい。」と言いたい場合には、
I want to swim. と言います。
*I want swimming. とは、言いません。
同様に
「私は泳ぐのを楽しんだ。」という表現は、
I enjoyed swimming. であり、
*I enjoyed to swim. は不可です。
◯まとめ
like(〜が好き)、start;begin(〜を始める)の3つの動詞は、目的語に準動詞を入れる場合には不定詞(to 〜)も動名詞(〜ing)も取ります。
I started to study.
I started studying.
want; hope; wish (〜を欲する), decide(〜を決心する)の後ろに準動詞を入れる場合には、目的語として不定詞のみがきます。
I hope to see you again.
enjoy(〜を楽しむ), finish(〜を終える), stop(〜をやめる)の後ろに準動詞を入れたい場合には、目的語として動名詞がきます。
I finished doing my homework.
▽レベルアップ
不定詞は、未来的で不確実性を表します。
動名詞は、過去的で現実感を表します。
記憶系の動詞remember(〜を覚えている)とforget(〜を忘れる)という動詞を眺めてみましょう。
未来的(to〜)
I remember to see her. とすると「私は彼女に会うことを覚えている。」となります。
過去的(〜ing)
I remember seeing her. にすると「私は彼女に会ったことを覚えている。」となります。
▽レベルアップ
準動詞として目的語に動名詞だけをとる動詞を呪文のように、まとめて記憶しよう。
呪文=メガフェプスmegafeps
megafepsを縦書きにします。
m
e
g
a
f
e
p
s
次に動詞を当てます。
mind 〜を気にする
enjoy 〜を楽しむ
give up 〜やめる
avoid 〜を避ける
finish 〜を終える
escape 〜を免れる
stop 〜をやめる
わりと簡単に記憶できます。
I can’t avoid laughing.
▽レベルアップ
未来的(不確実的)な不定詞と過去的(現実的)な動名詞の違いをもう少し演習をしながら眺めてみましょう。
演習
1I plan ( to meet / meeting ) him.
私は彼に会う予定だ。
2 I didn’t mean ( to hurt / hurting ) you.
君を傷つけるつもりじゃなかった。
3 Would you mind ( to open / opening ) the
window? No, not at all.
窓を開けていただけませんか?
はい、いいですよ。
4 I regret not ( to go / going ) to school.
学校に行かなかったことを後悔している。
解答
1 to meet
2 to hurt (意図=未来的)
3 opening (現実感を表現)
4 going
▽レベルアップ
紛らわしい場合
演習を行いながら整理していきましょう。
演習
1 I tried ( to call / calling ) her, but I
couldn’t find my cellphone.
彼女に電話しようとしたんだけど、携帯電話が見つからなかった。
2 I tried ( to call / calling ) her, but I
got the answering machine.
彼女に電話してみたけど、留守電だったよ。
3 I consider ( to go / going ) abroad.
外国に行こうかと考えている。
4 This cat wants ( to repair / repairing).
この車は、修理が必要だ。
5 I pretended ( to go / going ) to sleep.
眠りにつくふりをした。
6 He ( refuses / rejects ) to give up hope.
彼は望みをあきらめたりしない。
解答
1 to call
2 calling
3 going
4 repairing
5 to go
6 refuses
解説
1と2は、rememberとforgetで考察した考えを当てはめます。
不定詞は、未来的で不確実性を表します。
動名詞は、過去的で現実感を表します。
try to 〜 は、「しようとして(できなかった)」を表します。
try 〜ing は、「やってみた」を表現します。
3 現実的な動きのあるイメージを思い描く動詞であるconsiderとimagine は、目的語に動名詞を取ります。
4 基礎知識として、wantの後ろは不定詞が来る、と記憶していると思います。しかしながら、(〜される必要がある)の意味の場合には、動名詞が来ます。needも同様です。
My cat needs washing.
私の車は洗う必要がある。
5 意図(未来的)を感じ取れるグループの
expect, pretend, mean, intend, plan,
promise, decide, determine
は、目的語に不定詞が来ます。
6 動詞には、同じような意味でも意味に強弱がある場合があります。
refuse(やわらかめ)/ reject(きつめ)
不定詞は、未来的で不確実性と相性が良いのでrefuse to〜は、okですが、rejectの後ろは普通の名詞が来ます。
I reject the government’s offer.
以上、ありがとうございます。
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